糖尿病はわかりにくい症状であり勘違いしやすい病気

糖尿病は、知らず知らずに進行させてしまいがちな病気です。
自覚症状が乏しいのが大きな原因となっています。
日頃から自分の体調管理には気をつけてくこと、そして定期的な健康診断を受けることが重要となってきます。日頃から意思的に見ておけば、もし糖尿病を発症してしまったとしても、早期発見・早期治療でその治療も比較的楽なものとなりえるのです。ただ、それらの注意を怠っていると糖尿病をどんどん進行させることになります。

また、早期発見することができ、無事に治療をスタートした人にも気をつけてたいことがあります。
治療に安心して油断してしまう事、そして成果をなかなか得ることが出来ないために途中で放置してしまうことです。

治療がうまくいくと当然、症状は治まり健康な人とほぼ変わらない状態になります。
それに安心して「治った」と勘違いし、治療を勝手にやめてしまったり適当にやるようになる人がいるのです。これは、大きな勘違い。

治療が上手く効いているからこそ症状がでていないだけで、治療をやめればまた症状がでてくるのです。
なにせ、糖尿病は一度発症したら、今の医学では完治する事ができないのですから…。その油断がせっかく収まった症状を進行させてしまうのです。治療に挫折して放置してしまう人も当然、進行させることになります。

糖尿病は適切な治療を施さないと、病状が確実に進行します
じわじわと体の奥から蝕んでいき、ある日突然、大きな症状となってあらわれるのです。それが合併症です。

合併症を引き起こすと、これまでの症状とは比べ物にならないくらいにひどいものとなります。
ようやく自覚できたと思ったらかなり進行しており、場合によっては治療するのも困難な状態になっていることもあるのですから怖いものです。

怖~い糖尿病3大合併症

糖尿病による高血糖状態が続くと、体中にダメージが与えられ続けそれが合併症を引き起こします。
合併症には、糖尿病昏睡といったインスリンが極度に不足する事で急に起こる急性合併症と、時間をかけてゆっくりと進行させていく慢性合併症とあります。合併症というと、その多くが後者の慢性合併症にあたります。

さまざまな合併症があるなかでも、特に頻度が多いのが、糖尿病性網膜症糖尿病性腎症糖尿病性神経障害の3つです。これらは3大合併症とも呼ばれています。

また、糖尿病は合併症だけでなく動脈硬化症の発症リスクも高めます。
それが狭心症や心筋梗塞、脳梗塞、白内障、緑内障、脂肪肝、高脂血症などを引き起こしやすくしていくのですから、まさに病気が病気を呼ぶ状態となるのです。

①糖尿病性網膜症

目の網膜には眼球に栄養補給するため血管があり、高血糖状態が長く続くと、これらの血管をもろく弱いものとしていきます。それが血管が破損したり出血などを起こすようになります。
血管が破損し続けると、やがては網膜自体にも障害をおこすようになり…最終的には網膜剥離や失明といった事態へと進行。この進行の際に感じる症状は無自覚ですから、ある日突然目が見えなくなる…といった事も起こりうる怖い合併症なのです。

②糖尿病性腎症

腎臓は血液をろ過して、老廃物を尿として体外に排出。
血液をきれいにする働きをもっています。この際、重要な働きをするのが毛細血管の塊である糸球体です。
高血糖状態が続くと、この糸球体を破損、出血といった障害を起こすようになります。
それらの影響からろ過機能を果たす事ができなくなり…結果、老廃物が体内に溜まって腎不全や尿毒症などを引き起こす事になります。

慢性腎不全となると自分では尿を作る事ができなくなりますから、病院にいって人工透析を受けなければいけなくなります。この人工透析はいわば命綱。人工透析をしなければ生命活動を維持する事はできません。

③糖尿病性神経障害

3大合併症のなかでも、いち早く現れやすい合併症。
高血糖状態が神経や毛細血管に大きなダメージを与え、血流が低下することで手足にしびれや痛み、感覚の麻痺、立ちくらみ、下痢や便秘、味覚の低下、発汗異常、内臓の不具合などなど…全身においてひどい症状を引き起こしていきます。

初期の段階から自覚症状がはっきりとわかりやすいので、早期発見・早期治療にもつながりやすいです。
が、それさえも放置しておくと事態はさらに深刻でひどいものとなります。何をするにも激痛を感じたり神経が麻痺して怪我に気が付かない、手足が壊疽が起こり切断しなければいけない…なんて事態になることも。また、無痛性の心筋梗塞により突然、死亡する事もあるのですから油断できません。

糖尿病の発症は、体の抵抗力を著しく低下させます。
ウイルスや細菌に感染しやすくなり、糖尿病が進行するほど、健康であれば無害な菌に感染する事もあります。しかも、感染症を悪化させやすいという状態に…。

糖尿病を進行させないためには、血糖コントロールが重要となります。
日頃からストレスをためず、暴飲暴食をせず、夜遅くまで起きていないで早寝早起きをする…治療も大事ですが、規則正しい生活をするように心がけるようにしましょう。

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